秋晴れに恵まれた初日。三四朗一行、ＪＲ常磐線いわき駅到着。
お迎えの車と、先行したスタッフの車に分乗し、ランチをいただくお店へ。
１日１組限定完全予約制の隠れた名店、とのウワサ。どんなお店か、ワクワク。

住宅街の一角、植栽に埋もれるように佇む小さなお店。ここは、実は万本桜プロジェクトを主催する志賀社長の奥様が一人で切り盛りされているお店。
おいしいお料理はもちろん、お庭も素晴らしく、ガーデニング雑誌に何度も取り上げられるほど。
評判が評判を呼び、３年先まで予約で埋まっているという。

ガーデナーでもある奥様が手を入れるイングリッシュガーデンは、まずその多様な植生に驚かされます。
枕木の小径の両側は様々な草木に埋められおとぎの国のよう。種から育てた国内では珍しい貴重なものもあるのだそう。
今はすっかり秋の色だけれど、花の盛りの頃は、まさに輝くばかりでしょう。

お庭を抜けると小さなコテージ。ここがお店。
アンティークもお好きだという奥様が少しずつ集めた小物や、旧くから使っていた鋳鉄のストーブやミシン台なども、しっくり馴染んだ素敵なオブジェに。

旧い納屋を改装した店内は、かわいい小物がちりばめられたウッディで居心地のよい空間。
やわらかい明かりが照らすダイニングは、いつまでもおしゃべりしていたい場所。
さらに、外から入るトイレがまたステキ。かわいらしく、こぢんまりした空間は、一度入ったらもう出たくない感じ。

そんなステキな感じなので、みんな思い思いに散ってしまい、写真を撮ったり、奥様に云われを聞いたりで、なかなかランチ始まらず。

やっと席に着いて、さあ一品目が運ばれて・・・。
そこからはもう至福の時。
供される一品一品は、凝った器に盛り付けも美しく、そして最高においしくて、運ばれてくる毎に、歓声が上がり、ため息がもれます。
お客様に合わせて出されるメニューは全てデータベースで管理され、次に来店する折は同じものを出すことはないのだそう。
このおもてなしの心遣いには「３年先まで予約で一杯」なのも、なるほどとうなづけます。

デザートの後は、中国茶器を使った"茶芸"。小さな器で香りと風味をたのしみます。
ふるまわれた中国茶は、烏龍茶の中でも希少な、緑茶のような「青茶」と、しっかり熟成された「黒茶」。
まるで花のような香りの青茶と、しっかり濃い味わいの黒茶の対比が新鮮でおもしろかったです。

これらのお茶は、志賀社長が現地から直接買い付けている特別なもの。大変貴重な体験となりました。

いつまでもお邪魔していたい気持ちを振り切り、桜の山へ。
６月にみんなで植えた桜の木を見に行きます。

山を下り、一旦宿へ。
いわき駅から３駅戻った泉駅前のルートインが本日の宿。

荷物を置いて一息ついたら、映画「フラガール」にもなったスパリゾート・ハワイアンズ(旧常磐ハワイアンセンター)へ。
"車ですぐ"のつもりが、延々走って周囲真っ暗な山の上。まぁ、そもそも炭鉱町だったところですから。

想像以上に大きな施設で、大小さまざまな趣向のプールにウォータースライダー、ギネス認定の巨大温泉風呂など、水着(ないしハダカ)で遊ぶには最高。
周りは、裸足に水着やムームーを着た人ばかりで、フツーの服装の我々にはちょっと羨ましかったデス。
もっとも、この一行で水着、というのもビミョーなところではありますが・・・。

タヒチアンダンスのステージは、楽しく華やかで見ごたえがありました。

お客さんをステージに上げてダンスレクチャーの一幕も。

楽しく満ち足りた気持ちで宿へ。
本日終了。