2011年6月15日(水)

07:00

:第2日目。快晴。

本日最初の会場、デイリーポート新鮮館の下見に向かう。初夏の陽射し、爽やかな風に、ドブのようなどこか生臭い臭気が漂う。復興関係だろうか、市街に入ってくる車が多い。

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「かどや旅館」出発。

2011年6月15日(水)

デイリーポートは10:00からの予定だが、「そんな話は聞いていない」と・・・。とりあえず、演奏の許可はもらう。 宿で会った静岡から応援にいらした看護師さんにお聞きした「気仙沼総合病院」にアポ。16:00に演奏することに。

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デイリーポート新鮮館

2011年6月15日(水)

09:00

気仙沼漁港。

復興作業現場に立ち、演奏を奉げる。
幾多の魂への慰めと、これから回る場所場所で、みなさんの心に癒しの想いが少しでも届きますようにとの祈りを込めて。

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慰霊の想いを込めて、一心に。

2011年6月15日(水)

10:00

デイリーポート新鮮館にて演奏。

何人もの方が足を止めてくださる。差し入れをくださる方も。
いきなりやってきて、音が流れて。でもそれが人々の心を捕えている。すごい。

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デイリーポート新鮮館。「がんばろう!東北」ののぼり旗は、向かいのお店から、後でそちらでも演奏する、ことを条件に拝借。

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スタイルあるオジサマ。ノリノリで、差し入れもくださる。

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手前の白髪の男性は、まぐろ漁船に乗り組んでいるそう。今回の震災で、弟さんと甥子さんを亡くされた。奥の男性は、同行スタッフ。

2011年6月15日(水)

11:20

ハウディおのやにて演奏。

旗を貸してくれた、向かいのハウディおのやさん前にて演奏。

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ハウディおのや前にて。

2011年6月15日(水)

12:00

ランチ。

ファミリーマート:気仙沼四反田店で昼食買い出し。

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駐車場の隅でランチ。

2011年6月15日(水)

13:00

MAIYA(マイヤ)にて演奏。

ここでも多くの方が足を止めてくださり、歓声を上げてくれた。

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マイヤ。

この地域で残った生鮮食料品を扱う大型店は、ここMAIYAと午前中行ったデイリーポートの2店だけとのこと。移動手段の無い方はタクシーで来店されている。

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三四朗、大人気で終演後もなかなか離してくださらず。

2011年6月15日(水)

14:15

気仙沼災害ボランティアセンターで演奏。

急遽実施することになった、気仙沼災害ボランティアセンターで演奏。20名ほどのお年寄りとスタッフのみなさんが外に出て待っていてくださった。

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気仙沼災害ボランティアセンター入口。

優しい音色、楽しい楽曲。ここでも皆、一様に喜んでくださる。音楽はやっぱり、すごい。

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手拍子も出て、楽しいひととき。

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リクエストに応える三四朗。

次は15:00からイオン予定で、そろそろ切り上げなければならないのだが、みなさんとても喜んでくださっているので、遅刻覚悟で演奏続行。

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ここでも三四朗人気。

2011年6月15日(水)

15:30

イオンにて演奏。

30分遅れでイオン着。1Fは冠水した影響で全面使用不能のため、2Fフロアのみで営業中。急いで2F所定の場所に行くと、「15:00から三四朗コンサート」の告知が!お聞きするところによると、今日は朝から館内放送でご案内を流してくれていたそう。遅刻して申し訳ありませんでした。

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イオン特設会場にて演奏。

多くのお客様と、スタッフのみなさんが集まってくださった。涙ぐまれる売り場スタッフの方、「今日仕事に出てきて本当に良かった」と言ってくれた警備員の方。一つの音楽が、こんなにも人を感動させるのだ。みなさんの喜ばれるお顔に、わたしたちも勇気をもらった。

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集まってくださったお客様と。

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天晴れ天神。

イオン3階にある「天晴れ天神」。店長の熱き想いで、気仙沼の発展を祈念し建立したもの。

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「天晴れ天神」由来。

2011年6月15日(水)

16:40

気仙沼総合病院にて演奏。

当初16:00のお約束を30分遅らせていただき、尚10分遅れで到着すると、吹き抜けのホールに100名を超える、入院されておられる方々、スタッフの方々が待っていてくださった。感激しつつ、演奏。

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吹き抜けロビーの特設会場。

手拍子あり、三四朗が2Fへ移動しながらのパフォーマンスもあり、大盛り上がり。このようなライブイベントは初めてとのこと。

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三四朗のパフォーマンスに大ウケ。

震災後3ヶ月。スタッフの方々も徐々に気持ちが不安定になっているそう。6割の方が被災されていて、先が見えない中、自分がしっかりしなければとの気持ちと、不安がないまぜになっている現実。その中で、今回の応援は本当に嬉しいと、スタッフの方が話してくださった。朝から6カ所目、三四朗もヘロヘロ。でも、来てよかった。

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熱演。

2011年6月15日(水)

17:40

再び、気仙沼漁港へ。

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夕映えの空を背景に、鎮魂の祈りを込めて。

夕景の中での鎮魂のサックス。この悲しい風景にも、夕映えは美しい。ここにあった幾多の魂に、心からの平安を祈りたい。
第2日目終了。