2014年4月12日(土) 快晴!

7:45

:新宿西口、スバルビル前集合。

今日は快晴!
シーズンだけあって、他の団体客などで結構な賑わい。

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スバルビル前

スバルビル前はバスが停められず、センタービル前まで移動。

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移動

8:20

:出発。

予定より若干遅れて、さぁ出発!
最初の目的地、小名浜へ。

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今回気張ってチャーターした大型バス

みんな思い思いにおしゃべりしたり、お菓子を分け合ったり、もう遠足気分です!

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車内

9:10

:守谷SA着。トイレ休憩。

高速道路状況表示板。
常磐道、順調みたいです。

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高速道路状況表示板

11:03

:いわき勿来IC出。

満開の桜が迎えてくれました!

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高速出口付近の桜

11:34

:小名浜漁港着

海鮮処「さすいち」到着。

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お昼は海鮮丼です!

お待ちかね、海鮮丼!

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海鮮丼!

まだ小名浜港が稼働していないため、お魚は全国から取り寄せているとのこと。
震災の時はここも津波に襲われ、お店も壊れたとのことでしたが、多くのお客で賑わう人気店に復活。
明るくおもてなしくださったお店の方々が印象的でした。

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三四朗「おいし~!」

食事の後、併設されているお土産コーナーを物色。
"メヒカリ"、"カナガシラ"といった珍しい魚の天ぷらを試食。

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天ぷらも、おいし~!

12:20

:「さすいち」発。

13:15

:コンサートホール アリオス着。

本日の段取り打ち合わせ。
ここで、ホールに残るコンサート準備組と仮設住宅訪問組とに分かれます。

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エントランスホールにて

13:50

:仮設住宅訪問組、好間仮設住宅着。

ここ好間仮設住宅には、原発から10-20km圏内の富岡町の方々が避難して来られています。

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好間仮設住宅

自治会の佐藤さん、西山さんに仮設住宅をご案内いただきます。

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自治会の佐藤さん

あの日から時間も経ち、日々の生活は、一応、落ち着いてきてはいる。その一方、月日が経つにつれ、若い人の中には「もうふるさとには戻らない」という人も増えているそう。
西山さん「望郷の念は日を追うごとに強くなるけれど、自分の家、ふるさとが、どんどん荒廃していくのを見、積み上げてきたもの、受け継いできたもの、すべてを失くしてしまわなければならないというのは、とてもつらい。」 と話してくださいました。

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お話をお聞きします

集会室にて懇談。

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集会室

音楽隊、南出さんのヒチリコ演奏&マジックショーにみんな大喝采。

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音楽隊、南出(なんで)さん

三四朗SAX「テイクファイブ」。
手拍子も出て、大盛り上がり。

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三四郎演奏

サックスの生演奏は初めてという方もおられ、その音と息づかいに感心しきり。
気をよくしてもう一曲「煙が目にしみる」

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三四朗の後ろの壁に飾られた"切り絵"は、ここにおられる大工さんが趣味でつくられたもの。

富岡を終の棲家としようと新たに居を構え半年で被災。高齢のお母様を抱え避難されておられる西山さん。
1年半は前が見えず鬱々とした日々。何もしない毎日は、社会性が薄れていくようで不安だった。 戻れない故郷は気がかりでならないが、体が動くうちは前を向いて仕事もしていきたい。
と話してくださいました。
帰りたい想いを、先日ご主人にぶつけてしまった、という佐藤さん。
なんとしても、ふるさとに戻りたい。元には戻れないとしても、仮設を出て、少しでも、ふるさとに近いところで暮らしたい。
これまで、禁句のように抑え込んでいた想いをぶちまけてしまった、と。
ご自身も苦い思いをかみしめておられながら、黙って受け止めたご主人。
そのご主人は、原発事故以来、毎晩泣いている自分の背中を、ただ黙って撫でてくれ、それがほんとうに救いだった、と佐藤さん。
佐藤さんのお母様もお話くださいました。
ご高齢になられるお母様は、原発事故後、精神力をどう保っていいかわからず、
下を向いたまま3か月間、ただひたすら歩かれたそう。
その時期にヨガと出会い、打込むことで気持ちの支えを得られました。
現在、生徒さんを教えるまでになられ、「人を指導するのだから」とより真摯に取り組むことが、今の心のよりどころとなっている。と。

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輪になって、あらためて皆さんのお話をお聞きします。

想像を絶する状況の中、支えあうお姿。また、自ら光を探し、出会ったものを自身の中に大切に育てられた、その前を向く強さ。
今回間近に知ることができたみなさんの生き様に、胸が熱くなります。

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集会室入口に飾られた故郷富岡町夜ノ森の写真

14:50

コンサート準備のため、三四朗は好間仮設住宅を早めに辞し、アリオスへ。
みんなはもう少し残って懇談。

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移動の車の中でもパソコンを開いて調整に余念のない三四朗。
やり手ビジネスマンみたい!
(って、え?台本のプリントアウトし忘れたのぉ?)

15:07

:アリオス着。

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アリオス

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ステージ準備

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PAチェック、リハーサル風景

17:30

:開場

今日のコンサートは「東日本大震災復興支援コンサート 春を呼ぶサックスの夕べ 三四朗と仲間達」と題し、三四朗バンド:石井智(ドラムス)、石川康二(ベース)、浅香里恵(ピアノ)に、ゲスト:愛『i』(声楽)、三四朗と交流のある暁星国際学園ヨハネ研究の森コース聖歌隊が出演。
「こどもたちの未来に、心に残るものを届けたい」と、地元の企業いわきテレワークセンターふるさとマルシェ主催になるものです。

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開場を待つお客様

:いよいよ第一部、開演!

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『地球聖歌』

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『太陽の道』

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『私を泣かせてください』

動画:

『野空海(のぞみ)』

聖歌隊のみんなの素直な歌声は、ほんとうに素晴らしく、気持ちがとってもやわらかくなりました。ありがとう。
同席になった暁星国際学園撮影部隊の高橋佳志光(よしみつ)くん。
お父上がプロカメラマンの高橋くん。知識も豊富で、一眼レフカメラのこと、ISO感度のこと、いろいろ教えてもらっちゃいました。
毎回"フルオート"で押し通しているぼくも、今日はちょっと感度いじってみたりして^^。
いつもよりキレイに撮れたかな?
高橋くんのカメラは、さすが!の一眼デジカメで、
ぼくのコンデジ(CASIO EX-H10)の貧弱さが際立ってしまいましたが、一番いいポジションでガンバッて撮影します^^;

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暁星国際学園撮影部隊の高橋くん

:そして、第2部!

動画:

『昨日までぼくは』

動画:

『コーヒールンバ』

動画:

『リベルタンゴ』

動画:

『スペイン』

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『江の島恋心』

動画:

『さくら』

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『晴れ渡る空に』

動画:

『ふるさと』

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『花は咲く』

終演後のロビー。

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三四郎CD販売

昨年4月のツアーの折、「コーヒーショップ息吹樹」でお会いした加藤さんご一家がいらしてくださいました!
「ご招待いただいてほんとうに嬉しかった」とおっしゃってくださったお母様。
こちらこそ、ありがとうございます!

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加藤さん

ステージ後片付けを手伝い、みんなそれぞれホテルへ。
これから打ち上げ!

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後片付

21:00

打ち上げ

宿泊先ホテル「グランパークホテルパネックスいわき」地下1階のライブハウス「QUEEN」で打ち上げ。

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打ち上げ会場

万本桜の山で知り合った、ハガマサミチさん。
この地で葡萄を栽培しワイン作りをされています。
「一般に、いわき地方では葡萄はできない、とされていますが、世界中さまざまな地域で栽培されているわけであり、ここでできないはずはない。ここから全国に誇れるワインをつくります。」
ここにも一人、挑み続ける男がいました。

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ハガマサミチさん

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初めて音を合わせる彼のオリジナル曲にもスッと入っていく三四朗。さすがぁ。

食事は1ドリンク付き、以降はC・O・Dでお心のままに。
「多くの方が慰問に来てくださる。寄付もしてくださる。でも、食事に箸をつけてくださらない。
食に携わる者として、これは本当に辛いんです。
でも、三四朗ファンクラブのみなさんがこんなに喜んで召し上がってくださるのを見て、すごく嬉しいです。」
と、ハガさん。
はい!もちろん、モリモリいただきま~す!

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タコとサーモンのマリネサラダ、トリ唐揚げ、ペスカトーレ風パスタ

三四朗音楽隊メンバーも演奏

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三四朗音楽隊

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「タテ模様が・・・」

ここでも南出マジック大喝采!

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「ハイッ!ヨコに!」
「わぁ~!!」

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Yeah!

今回のコンサートを主催くださった団体ふるさとマルシェの志賀由直さん。
万本桜の里山で演奏する三四朗と出会い、「この音楽をぜひコンサートホールで多くの人に届けたい」、その想いを実現してくださいました。

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志賀由直さん

23:30

満ち足りた気持ちで散会。
来訪を楽しみにしていてくださった好間仮設住宅のみなさん。
コンサートを主催し、会社を挙げて支援くださった志賀さん。
素直な、ひたむきな、感動を届けてくれた暁星国際学園ヨハネ研究の森コース聖歌隊のみんな。
準備・段取りに奔走したファンクラブ事務局のスタッフ、素晴らしい演奏をしてくれた出演者、そして、ファンクラブのみんなのあたたかい気持ち。
ほんとに多くの人々の想いが、嬉しい、素晴らしい時間と場をつくりだしました。
ありがとう。
1日目終了。