第二弾三陸応援ツアーを実施しました。
南三陸ホテル観洋の女将と支配人、気仙沼市長、気仙沼漁協組合長、など普段はお会い出来ない方々と面談出来ました。

2011年8月8日(月)~8月9日(火)

:第二弾三陸応援ツアー ”被災地東北 南三陸・気仙沼訪問”

東北新幹線でくりこま高原へ、車で南三陸ホテル観洋着
支配人のお話を聞き、夕食時に演奏して、お食事を頂き、お風呂に入り、ゆっくり旅の気分を満喫させて頂きました。
明朝も朝5時すぎには眩しい太陽が部屋の隅々まで届いて、窓辺にはカモメが部屋を覗いている。
とても寝ていられなくて、お風呂へ入ったり、ヨガをやったり、写真を撮ったり、最高の気分でした。
ここが避難所だとはとても思えない、ここに来た人は仕合せでしたね。
ただ、これから仮設住宅へ写られると言うことで、その落差が逆に厳しいのかも、とちょっと心配になったりします。
そして、仮設住宅にも行ってきました。
南三陸の港(港跡)から奥に2、3キロでしょうか、車で行くと、すこし小高くなります。そこに仮設住宅がありますが、歩いてどこかに行ける状態では無さそうです。
暑くて汗が流れ落ちてきました。
ここでの生活は、これからどうなって行くんでしょう?
一番の心配は先の見えない不安、仕事は、家族は、自分の夢は、様々な人それぞれの思いが、打ち砕かれている現実が、つねにあることを感じます。
東京から来て、今ここで同じ空気を吸っていると言う不条理に、何かをしなくてはならないという想いに引き込まれていくようです。

◆旅程:

 (Day1)
 東京
  |
 くりこま高原
 |
 南三陸
 :ホテル観洋
  ・
 (Day2)
 :南三陸、仮設住宅
 :気仙沼市長訪問
 :気仙沼漁協組合長訪問
 :気仙沼市立病院
 帰路
 古川駅
 |
 東京

◆Staff:

Musician : Sanshiro
Suporter : Kenzou Kogi
Coodinator : Saeko Satoh
Coodinator : Shuntyan Satoh
Coodinator : Nesan Satoh

◆南三陸、気仙沼

前回から約2ヶ月経ち、現地を訪れると、前よりも沢山の重機が動いているのを確認出来ました。
がれき処理の道筋が少しずつ進んでいるのでしょうか?
もちろん、全く手の着いていないところもまだまだ、道の両脇に点在しています。
今回訪れた、南三陸ホテル観洋は、南三陸の高台にあり、支配人によると、津波を窓からずっと見ているしか無かった。
海の水が引いて、そこの島まで徒歩で行けるように海面が露出して、次の瞬間、大津波が沖から押し寄せてきた。と語っておられました。
ホテルはすぐさま、すべての部屋を被災者に開放して、お風呂にも、入れるようにしました。
被災者が、畳の上で寝れる、風呂に入れる、ありがたいと、感謝するのをずっと受け止めて、4ヶ月経ちました。
今は、仮設住宅に少しずつ引っ越し、そろそろ、通常営業の再開を目指したいところだそうです。
まだまだ、土木作業員が全国から集まってきているので、その方々への宿泊食事の提供など、通常営業までにはもうしばらくかかりそうです。
秋には、再開できるかな、と言うところです。
被災者の方々、作業員の方々のために、夕食時に演奏させて頂きました。
あらためてコンサートと言う形ではなく、さりげなく演奏を始めて、皆さんが注目して下さる、という形でした。
会場は大宴会場で、とても広いので、客席を回りながら演奏しました。「虹の彼方に、テイクファイブ、オリジナル、マイウェイ、オブラディオブラダ」などを30分ほど、演奏させて頂きました。
喜んで下さっているな、という感触を得られました。
一番嬉しかったのは、仮設住宅の工事をしている方が、あとでお風呂から出てくると、「あっ」と言ってサックスを吹くまねをして、「さっきの」といってくれたときでした。
すこし立ち話をして、嬉しそうに自分も音楽が好きで、「すこしギターも弾くんだ」、ということを教えてくれたり、「山梨から来ているから近いですね。」なんていってくれたりしたことです。
こっちへ来ると、全国からいろいろな人たちが集まってきているので、みんなお互いに声をかけ合って、励まし合っている感じがして、とてもいいと思います。