花のような星と、パンツをはいた月

その時ぱっと目に入ったのは
空に輝く大きな花でした
僕にはその十字の光は
水に活けた窓辺の花のようで
間もなく星だと気付いた時にも
それは花と認識することが出来ました
ところがそこで兄弟にはありがちな
剽軽(ひょうきん)さで
お月様がパンツを半分ずらしてやって来た。
僕にはそれがとっても愉快だったので
何度も見返してしまいました。
どうもパンツを半分はいているのか
お尻を半分ずらしているのか
どちらか良く解らなくなってしまっているのですが、
とにかくありがとうの気持ちでみんなに伝えようと思いました
ただし
お月様のパンツが半分なのはわざとでは無くて、
ときどき半分しかパンツを履けないみたいなのです
ですから半分と言ってしまっては可哀相ですので、
ちゃんと履いていることにしてしまおうと思いました
だから半月と言うのです