いつの日にか懐かしい感じだけに包まれて、爆発的なデジャヴに襲われてみたい。
桜の花が、命の中身をさらけだすように吹き出している。
そこへドバッと冷たい雪が落ちて来て、花見の席を確保する新入社員が風邪をひいて、20数年ぶりのなんとかとニュースが言っている。
そんな時があったのでは無くて、ああそう言えばそうだったって思い出したような、事の繰り返しが問題なんだよな。
そのいつの日にか何かが何とかして、それは実はなんとかだったのが、思いもかけないところから、なんとかが、なんとかになって行く過程で、こんなフウになって行くのをみんな望んでいるでしょ。みたいなことをそれじゃア面白く無いから、もっとこうしよう、とやってみたらどうかな、なんていつも一生懸命無駄なことを考えてやっているけど、やっぱり無駄なんだなって、諦めもついたところで始めてうっすらと「わびさび」が見えてくるのかなって思う今日このごろ。
だから、桜の花が咲いたり、散ったりするのもお任せで、物凄く良く知っていることなんだけど、初めてみたいにびっくりしている。でもまだびっくりし足りない感じ。
そんでもって匂いを嗅いで、桜じゃなくって春の匂いがしたから、これが今も昔も未来もずっとこの匂いなんだなって安心して、そんな感じが懐かしいんだなって思ってる。
すごいよね、どんどん花びらが散って行く。役にたたないきれいな花びら。役にたたない素敵な考え。